終 わ り に …

㈱カナイ消防機材も同業者の存在は無視できない。
小規模な施設等に関しては手を染めず、同業者らが入札を落札している。また、教育財務課発注の「小学校・中学校消防用設備保守管理業務委託」の発注金額の高い入札に関しても公平な一業者の立場で参加している。
同業者も㈱カナイ消防機材が川合市長と親しい関係を知り尽くし、市長室へノーアポで入ることのできる ㈱カナイ消防機材の実力を十分に認めているようだ。このあたりを ㈱カナイ消防機材は、同業者の顰蹙を買わぬよう気を付けているようだ。
川合市長と親しく接触し、それを利益とする金井眞一郎会長は自身をカバーするためにも、同業者の存在に気を使っていることが判断できるのだ。
最近に至り本紙に投書が多くあり調査に入ったが、投書の的確な指摘に驚いている次第である。川越市発注の入札に関して、インターネット上で入札の結果を確認できるのは「建設・土木工事等の入札結果表」だけであり、防災関係に関する業務委託や物品の購入の入札結果表は市の契約課や担当課を通さなければ知ることができない。
本紙は市の契約を司る契約課に質すと「業務委託や物品の購入を電子化する作業は大変時間が掛かり、作業が進んでいない」とのことであった。
建設・土木工事等の入落札は、インターネット上で公開されていても「防災関係に関する業務委託や物品購入」に関する入落札は、全く市民の目に触れない状態となる。市民の目の触れぬ所で一社のみが毎年連続して落札している事実は、市民には判らぬ闇の中の出来事である。それを利しての意図的官製談合であった。
いずれにせよ市民を裏切ってはならない。市民あっての川越市行政であり市民一人一人の一票の累積によって、川合善明氏は市長となれたにも拘わらず、いつのまにか市民に背を向けた独裁的為政者になってしまった。元々彼は市長の器ではなかったのだ。
「小人閑居して不善をなす」